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画像検証・保証システム

どうすれば「検像システム」を導入することができるのか?

「検像システム」の仕様をご確認ください。
どのメーカーも“画像の品質保証”という言葉が出てきます。

身の回りのもので、服や靴などに「検品済」になっていて、安心して身につけることができます。一般的に、品質管理(QC)の対象は組織の内部(撮影方法)であるのに対して、品質保証(QA)の対象は顧客(患者)になります。品質保証(QA)は,品質管理(QC)と異なり,品質向上を目的にするものではなく,顧客や消費者の満足度,安心感,信頼感の獲得を目指すものです。
 医用画像システムに関しては、画像検証・画像保証に言い変えることができます。フィルムに出力する場合、モダリティ画面(コントラスト・ブライト)とレーザーイメージャやドライイメージャの階調(LUT)を合わせます。これは、画像表示の一貫性と言えます。CTやMRの場合、出力したフィルムで観察しやすいように、WW/WLを調整したり、時間順やテーブル位置順に並び変えます。これがまさに、画像保証と言えます。フィルムレスになっても同様に画像保証するために、「検像システム」にはその機能が備わっています。
 次に、検像システムの履歴から、過去どのように画像情報を修正したかで、それをフィードバックすることが可能だと思われる。一般撮影において、再撮影の履歴から、撮影技術のさらなる向上、あるいは撮影方法の標準化につながる。また、患者情報の修正の履歴からは、インシデントやヒヤリ・ハット報告など安全管理につながる。
 もうひとつの機能として、患者情報の修正が可能で、画像サーバへ転送が可能出であれば、他院紹介からの画像(CD-R)を取込むことが可能である。

以上、画像保証についてまとめると、
1.表示の一貫性(Visibility)
2.撮影技術の向上(Technology)
3.安全管理(Safety)
4.画像取込(Image importer)

ただ、目的意識をもって導入しないと、無用の長物になりかねない。
by tochihara3 | 2010-07-25 12:33 | 資料
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